since 1947

井上酒造様は、宮崎県・日南市で1894年から続く酒蔵です。代表銘柄「爽 飫肥杉」などの本格芋焼酎を中心に、麦焼酎や地元の特産品を活かしたリキュール類を製造。
関連会社の櫻の郷酒造様は「本格焼酎を世界で認められる蒸留酒に」という想いのもと1994年に設立。日本最大規模の5,500基の大甕による貯蔵熟成を行うほか、手仕込み焼酎蔵の設立・運営など、焼酎文化の発展・継承に力を注がれています。
本件では、井上酒造様・櫻の郷酒造様それぞれのコーポレートサイトのリニューアルをお任せいただきました。

本件で大切にしたのは、井上酒造様・櫻の郷酒造様それぞれの個性を、Webで体現すること。 実は、既存サイトでは「二つの蔵が同じものに見えてしまい、異なる魅力を打ち出せていない」というお悩みがありました。

そこで関連会社という統一感を出しつつ、二つの蔵の「らしさ」を引き出すデザインに。サイトの骨組みにあたる構成を揃える一方で、サイトの顔といえるキービジュアルに全く異なる写真を配置し、統一感と差異化を両立しました。 トップページから蔵の特色が伝わるよう、井上酒造様では代表銘柄「爽 飫肥杉」を、櫻の郷酒造様では焼酎の貯蔵熟成を行う大甕を用いています。

本件では特に、実際に酒蔵に訪れた方が抱く印象とWebサイトの印象がシームレスにつながるよう、没入感にこだわりました。

井上酒造様・櫻の郷酒造様は、特に手仕込み焼酎蔵「焼酎道場」の見学体験が人気で、実際に訪れた方の「とても親切で温かい気持ちになった」という声が多数。ファンを惹きつけるホスピタリティをサイトでも感じていただけるよう、余白の取り方やボタン配置、商品レイアウトまで一つひとつお客様とのディスカッションを重ね作り上げました。

また、本件と一緒にお任せいただいたオンラインショップ「焼酎道場」と役割を明確に分けた点も大きなポイント。豊富な写真、緻密な設計と動きにより、ユーザーがゆったりとブランドの世界観を堪能できるサイトとなりました。